2011年8月アーカイブ

"何かある日"は白を着よ。

でも白はしみが分かりやすくなるから十分にケアして隠して。

"何かある日"はどんな服を着ますか?と聞かれ、私は思わず「白のスーツ」と答えた。

もっとマシな答えはできないの?と自分を問いただすが、実際に私は"何かある"とすぐ白のスーツを着るクセがあったし、「きちんとした服を」と答えるよりはマシなので、もうそのまま押し切ることにした。

ずいぶん昔、初めてパーティというものに出席した時、きれいな女性がともかくいっぱいいてまず度肝を抜かれたが、少し冷静になった頃。

みんな目一杯オシャレをしていて、自信たっぷりなのだが、それでもお互いどちらが目立つかみたいなことを意識し合い牽制し合っていることがハッキリと見えてきた。

そこで単なる観客と化した私は、誰の"勝ち"かを失礼にもこっそり審査しはじめていました。

ゴージャス!!のひと言に尽きる光り輝く素材のドレスから、マドンナみたいにデコルテの大きく開いた花柄シルクのコートドレスまで、派手さを競わせたらみなさん一歩も引かない勢い。

でも、だからこそこういう場面でいちばん目を惹くのは、"地味な派手"なのです。

一日でもすぎるとおいしくないように・・・。

「うちの主人、賞味期限が1日でも過ぎたものは、食べたら死ぬって思ってるらしくて、バンバン捨てちゃうのよ。バカでしょう?」


確かにいる。


そういう人。


賞味期限とは、要するに"おいしく食べられる期限"であり、食べると死ぬ日を示しているのではない。


でも不思議なもので、死にはしないと思いながらも、賞味期限を一日でも過ぎたものは、確かにあまりおいしく感じない。


だいたいが、賞味期限の位置づけそのものが、どうも曖昧で人を悩ませる。


それを何日過ぎたら、クサるのか、それがわからないから、やっぱり一日でも過ぎると、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」とか言いながらも心のどこかで品質を疑ってかかる。


"お毒味"みたいな気持ちになって、どこかこわごわ食べているから、ちっともおいしくないのです。


「化粧品はどのくらいもちますか?去年の10月まで使ってた夏用のファンデーションを、また春になったら使っていいの?」


そんな質問をよく受ける。


そもそも化粧品には明確な使用期限がない。


ないから、3年は大丈夫とも言われるし、開封していないものでもせいぜい2年とも、言われるし、肌のためには6ヵ月で・・・なんて説もある。


ここまでバラつきのあることが、肌を不安にし、"防腐剤が入っていないから、1週間で使い切って下さい"みたいなコンセプトの化粧品が売れるのです。


つまり、これも食べものと同じで不安に思ったら、肌にもおいしくないのであり、肌がおいしいと思わなければ、たぶん効きめもないのです。


これ、だいじょうぶかしら・・・と思った瞬間に、その化粧品を疑ってかかってる。


"効きめ"を疑えば、効かないように、品質を疑えば、効く効かない以前に肌を傷めることだってありうるのです。


化粧品、レーザー シミ治療も、"不安に慰ったら期限切れ"。


そう考えてみてほしい。