白い服のご威光

"何かある日"は白を着よ。

でも白はしみが分かりやすくなるから十分にケアして隠して。

"何かある日"はどんな服を着ますか?と聞かれ、私は思わず「白のスーツ」と答えた。

もっとマシな答えはできないの?と自分を問いただすが、実際に私は"何かある"とすぐ白のスーツを着るクセがあったし、「きちんとした服を」と答えるよりはマシなので、もうそのまま押し切ることにした。

ずいぶん昔、初めてパーティというものに出席した時、きれいな女性がともかくいっぱいいてまず度肝を抜かれたが、少し冷静になった頃。

みんな目一杯オシャレをしていて、自信たっぷりなのだが、それでもお互いどちらが目立つかみたいなことを意識し合い牽制し合っていることがハッキリと見えてきた。

そこで単なる観客と化した私は、誰の"勝ち"かを失礼にもこっそり審査しはじめていました。

ゴージャス!!のひと言に尽きる光り輝く素材のドレスから、マドンナみたいにデコルテの大きく開いた花柄シルクのコートドレスまで、派手さを競わせたらみなさん一歩も引かない勢い。

でも、だからこそこういう場面でいちばん目を惹くのは、"地味な派手"なのです。